運営者も長年メンタル不調に悩まされた経験から、悩んでいるときにちょっと背中を押してくれる、精神疾患をテーマにしたNetflixで見られる映画をご紹介します。
登場人物たちのセリフや行動に、今後のヒントを得たり気分が晴れるきっかけをもらえたりするかもしれません。
おすすめ映画① リリー・コリンズ主演「心のカルテ」
「心のカルテ」あらすじ
20歳のエレン(リリー・コリンズ)は、拒食症でいくつものグループホームに入退院を繰り返していた。継母の勧めで入ったグループホームは、主治医ベッカム(キアヌ・リーブス)の「生きたくないなら治療はしない」という方針のもと運営されており、自分自身の拒食症を認めていないエレンには戸惑うことばかり。グループホーム内の唯一の男性患者ルーク(アレックス・シャープ)や他のメンバーたちと次第に打ち解けていくエレンだったが・・・
「心のカルテ」見どころ
自身も摂食障害の経験があるというリリー・コリンズの役作りは、摂食障害の深刻さを見るだけで伝えてくるリアリティがありました。
主人公エレンの周りで起こる複雑な家族問題や、SNSでのトラブルは同じ経験でなくても、思い当たる節がある、という人は多いと思います。
まだ若いエレンが人生の苦難をどのように受け入れていくのか、大人にも気づきを与えてくれる作品だと思いました。
出演シーンは少ないですが、キアヌ・リーブス演ずる型破りで風変わりな医者ベッカムのセリフにもなるほどな、と納得するものが多かったです。
おすすめ映画② サンドラ・ブロック主演「28デイズ」
「28デイズ」あらすじ
アルコール依存症のグエン(サンドラ・ブロック)は、姉の結婚式をぶち壊したうえ、飲酒運転で事故を起こしてしまう。28日間のリハビリ施設の入所か、服役かの判決を受け、しぶしぶリハビリ施設に入所するグエン。リハビリプログラムを鼻からバカにしているグエンだったが、アルコールの禁断症状からとんでもない行動をとってしまい・・・
「28デイズ」みどころ
2000年の映画なので一昔前の作品ですが、「デンジャラス・ビューティ」などヒット作に恵まれた時代のサンドラ・ブロックの魅力が満載。アル中でどうしようもないはずの主人公グエンですが、どこか憎めないキャラクターになっていて、見終えた後、前を向ける作品になっています。
ヴィゴ・モーテンセン、スティーブ・ブシェミが共に重要な役で出演しているのも見どころの一つです。
おすすめの映画③ イタリア映画「わたしがこわい100のこと」
「わたしがこわい100のこと」あらすじ
全般不安症のソーレ(フェデリカ・トルケッティ)は、親友のエンマが亡くなりその悲しみから立ち直れないでいた。新しく知り合った友人たちから勧められ、今までやりたくてもできなかったことをリストにしたソーレは、恐怖を克服してリストの一つ一つにチャレンジしていく。初恋の人でエンマの兄マッシモ(ロレンツォ・リケルミ)と再会したものの、優しくてハンサムなダニオ(クリスティアーノ・カッカモ)と出会い、二人の間で揺れ動くソーレだったが・・・
「わたしがこわい100のこと」見どころ
ソーレが暮らすのは南イタリアの田舎町。美しい村の風景や海辺の風景も見ていて癒されました。全般不安症でなくても、新しいことにチャレンジするのは誰にとっても怖いもの。ソーレが勇気をもってさまざまなことにチャレンジする姿は、私もがんばろう!と思わせてくれます。
ソーレと三角関係になるマッシモ役ロレンツォ・リケルミとダニオ役クリスティアーノ・カッカモの二人のイケメン俳優にも注目です。